脂肪燃焼スープ(デトックススープ)ダイエットとは、野菜が豊富に含まれたスープを1週間飲み続けることで楽に痩せられるという簡単なダイエット方法です。
しかし、脂肪燃焼スープダイエットについての口コミには、スープダイエットの効果を実感できなかったり、逆に太ってしまったりした意見も見られました。
実は、スープダイエットには間違えがちな注意点があるので、脂肪燃焼スープで痩せない人は、気づかないままダイエットをしているのかもしれません。
そこで今回は、脂肪燃焼スープで痩せない人の原因と、逆に実際に痩せた効果的な正しいやり方についてまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、脂肪燃焼スープダイエットの効果やレシピついてまず知りたい方は、先にこちらをご覧ください。
脂肪燃焼スープで痩せない人の原因・理由

そもそも脂肪燃焼スープダイエットでは、野菜が豊富なデトックススープを飲むことで、
- 代謝を高める
- 便秘解消
- カロリーカット
- 免疫力アップ
などのダイエット効果を得ることができると言われています。
ではなぜ、脂肪燃焼スープで痩せない人がいるのか。ここでは、脂肪燃焼スープのダイエット効果が現れない人がいる理由を紹介します。
次の4パターンいずれかに該当していることがほとんどなので、該当しないように注意しましょう。
1、脂肪燃焼スープを食べ過ぎている
脂肪燃焼スープには、基本的に野菜しか入っていないので、スープカップ1杯あたり約60~100kcalと低カロリーになっています。そのため、スープダイエットでは、野菜スープを何杯おかわりしても良いと言われているのです。
しかし、いくら1杯あたりのカロリーが低いとはいえ、高カロリーな具材ばかりを食べてしまったり、大きいスープ皿によそったり、満腹感を最大限に得られるまで飲んだりすると、当然高カロリーになってしまいます。
1日の消費カロリーは、男性で「2100kcal~2200kcal」前後、女性で「1600~1700kcal」前後と言われているので、脂肪燃焼スープダイエットで痩せるためには、これらの消費カロリーを目安に食べ過ぎないように注意しましょう。
2、脂肪燃焼スープの作り方を間違えている
脂肪燃焼スープダイエットでは、使う材料も決められているので、基本的にはそのルールに従って行います。
ただし、1週間同じ野菜スープを飲んでいると味に飽きてしまい、自分でアレンジする方も多いようです。
その時に、糖質の多い根菜を入れてしまったり、勝手に肉や魚を入れてしまったりすると、脂肪燃焼スープで痩せない原因になってしまいます。
また味を濃くしようと、塩分を多く入れた脂肪燃焼スープは、飲むと食欲が湧いてきてしまって逆効果です。
脂肪燃焼スープで痩せるためにも、ダイエット中の1週間はレシピを守るようにしてください。
3、脂肪燃焼スープ(デトックススープ)で痩せない生活をしている
スープダイエットで痩せないのは、飲み物や間食にも原因があるかもしれません。
いくら脂肪燃焼スープが低カロリーでも、飲んだり間食をしたりして、カロリー摂取量が多くなってしまえば、痩せない原因になってしまいます。
特に脂肪燃焼スープダイエットの間は、どうしてもお腹が減って間食が欲しくなりがちですが、食べてしまうと痩せないので我慢するようにしてください。
また普段からお酒を飲む習慣がある方も、スープダイエット中は痩せない原因になるので、飲まないようにしましょう。
飲んでも大丈夫な飲み物については、あとでまとめていますので、そちらを参考にしてください。
4、栄養のバランスが偏っている
脂肪燃焼スープは、たっぷり野菜が入ったスープなので、基本的には栄養バランスに優れています。
ただし、栄養バランスに優れていると言っても、野菜で摂れる栄養に関してだけです。
脂肪燃焼スープばかりに頼ってしまうと、野菜ではなかなか摂取できない「たんぱく質」が不足しがちになり、代謝を落としてしまうので注意が必要です。
1日の総摂取カロリーには注意する必要がありますが、脂肪燃焼スープ以外の食事で鶏肉・牛肉・豚肉・魚などを取り入れ、たんぱく質を積極的に摂取しましょう。
実際に痩せた!脂肪燃焼スープダイエットの正しいやり方

ではここからは、実際に脂肪燃焼スープダイエットで痩せた、正しいやり方を紹介します。
ポイントは4つありますので、ルールを守った上で脂肪燃焼スープダイエットに取り組むようにしてください。
1、まずはスープダイエットを始める準備をする
脂肪燃焼スープダイエットは「プチ断食」に近いので、いきなり始めるとダイエット中に辛く感じてしまいます。
そのためまずは、スープダイエットを始めるための準備期間をつくりましょう。
準備期間の目的は、徐々に食事の量を減らして体を慣らすことで、3日間ほどかけて行います。
食事の内容は、「消化の良いもの」、「柔らかいもの」、「温かいものを」を中心に食べるようにして、胃の負担を減らしてあげることが大切です。
動物性たんぱく質は、消化するのに時間がかかってしまうので、スープダイエットの2日前までには、控えるようにしましょう。
そして前日は、20時までに食事を終えて、消化器官をしっかり休ませることを意識すれば、ダイエット中に辛くなるのを抑え、脂肪燃焼スープで痩せることができると思います。
2、材料は決まったものを使う
脂肪燃焼スープダイエットでは、低カロリーで痩せる効果のある野菜を選ぶ必要があるので、基本的に材料が決められています。
何も考えずに野菜スープをアレンジすると、脂肪燃焼スープで痩せない原因になるので注意してください。
まず野菜は
- キャベツ
- 玉ねぎ
- にんじん
- ピーマン
- セロリ
- トマト
この6種類を脂肪燃焼スープに使うのですが、この中では、玉ねぎとにんじんは糖質が高いので、あまり入れすぎないようにしましょう。
味付けはコンソメベースになりますが、豆乳ベースや中華風にしたりと、アレンジはできるようです。
ただし、塩分が多くなってしまうと食欲が増してしまい、むくみなどの原因にもなるので注意してください。
3、食事と置き換える
スープダイエットのやり方は、1日3食の食事を、脂肪燃焼スープと置き換える方法になります。
毎食で野菜スープを飲むことになるので、味に飽きたり、スープダイエットが辛く感じるかもしれませんが、1週間の中でその日によってお肉やフルーツ、玄米などを食べる日を設定してもOKとされています。(詳しいルールは、記事最後の関連記事で紹介しています)
栄養バランスを考えることで、脂肪燃焼スープの効果をより高めることができるでしょう。
また、脂肪燃焼スープは保存もできるので、仕事が忙しくて作る時間がない方は、作り置きしておくのが良いと思います。
保存方法については、別の記事で紹介しているので、一度目を通しておいてください。
4、スープダイエット中の生活にも気をつける
脂肪燃焼スープで痩せない理由でも説明しましたが、スープダイエット中は食事以外にも注意が必要です。
まずは飲み物について、飲んでも良いのは「水・炭酸水・お茶・ブラックコーヒー」と言われています。
糖分が入っているとダメなので、微糖や加糖のコーヒーしか飲めない方は、スープダイエット中はコーヒーを飲まないでください。
市販の野菜ジュースも同じ理由で太る原因になるため、健康的に思えますが控えるようにしましょう。
また脂肪燃焼スープには、脂肪を燃焼させる効果がないので、体を動かしてカロリーを消費する必要があります。
スープダイエット中は、たんぱく質をあまり摂取していないので無理は禁物ですが、日常生活の中に軽い運動を取り入れてください。
脂肪燃焼スープダイエットでは、回復食が大事!

スープダイエット後は、消化器官があまり働いていないので、3日ほどかけて、食事を元に戻して行く必要があります。
いきなり元の食事に戻してしまうと、胃に負担をかけるだけでなく、リバウンドもしやすくなり、脂肪燃焼スープの効果がなくなってしまいます。
脂肪燃焼スープで痩せた体型を維持するためにも、ダイエットが終わってしばらくは、回復食を食べるようにしましょう。
回復食の内容は、野菜・果物・発酵食品など、消化が良くて低カロリーの食べ物を選ぶようにしてください。
肉や魚のたんぱく質も徐々に摂取する必要がありますが、回復食で固形物を食べることに慣らしてからの方が良いと思います。
回復食のオススメは「玄米」
回復食の中でもオススメは、玄米を使った食事です。
玄米は白米と比較して「ビタミンB群」が豊富で、代謝を高める効果があるので、リバウンドを防ぐ効果があります。
また新陳代謝をサポートする「ミネラル」や、腸内細菌のエサにもなる「食物繊維」も多く含まれているので、脂肪燃焼スープで痩せるにはぴったりの回復食です。
玄米はそのまま食べるのではなく、最初はお粥にして食べる方が、お腹にも優しいので良いと思います。
ただし、玄米は薄皮が付いており、白米よりも消化器官に負担をかけやすいので、スープダイエットの後は、特によく噛んで食べるようにしましょう。
脂肪燃焼スープで痩せない人は正しいルールで行なっていないから!

今回は脂肪燃焼スープで痩せない理由と、スープダイエットの正しいやり方について紹介しました。
ルールを守らないと脂肪燃焼スープで痩せないので、正しいやり方で紹介した4つのポイントをしっかりマスターする必要があります。
またスープダイエット後の回復食で、ゆっくり時間をかけて食事を元に戻して行くことが、脂肪燃焼スープで痩せるコツです。
オススメは玄米を使ったお粥なので、よく噛んで食べれば、リバウンドも防ぐことができます。
この記事で紹介した内容でスープダイエットをすれば、脂肪燃焼スープで痩せるので、ぜひ参考にしてみてください!