もやしといえば、様々な料理に合い、さらに1袋数十円ほどで購入できるため、家計に優しく食卓に欠かせない定番の野菜です。
そんなもやしですが、カロリーが低いため、普通ダイエットに向いている食べ物だと思いますよね。
しかし実際は、もやしは低カロリーではありますが、栄養分が少なく、太る要素が多いため、ダイエットに向いていない食べ物と言われています。
今回は、もやしのカロリーと、ダイエット中に食べても太りにくくする食べ方を紹介します。
もやしのカロリーは?

もやしのカロリーは、100gあたり「約12kcal」ほどと言われています。
このカロリーは、全食品でもトップクラスの低さと言われています。
もやし以外の野菜のカロリー(100gあたり)
- レタス:約12kcal
- キャベツ:約22.9kcal
- トマト:約18.9kcal
- にんじん:約44kcal
- 玉ねぎ:約37kcal
- きゅうり:約14kcal
- ピーマン約22kcal
他の野菜のカロリーを紹介しました。
このように比較してみても、いかにもやしのカロリーが低いかがわかります。
もやしは味で分かると思いますが、そのまま食べた場合、カロリーの面で見ると太る要素はないとも言えます。
もやしの糖質量は?

もやしの糖質量は、100gあたり「約0.2g」です。
カロリーだけでなく、この糖質量は、野菜の中でもダントツで低い方です。
もやし以外の野菜の糖質(100gあたり)
- レタス:約0.8g
- キャベツ:約3.8g
- トマト:約2.6g
- にんじん:約4.7g
- 玉ねぎ:約4.2g
- きゅうり:約1.7g
- ピーマン:約4.2g
このように、全般的に糖質が低いと言われる野菜の中でも、もやしは圧倒的に糖質が低いことが分かります。
そんな低カロリー・低糖質なもやしですが、なぜダイエット中に向いていない食べ物と言われているのでしょうか?
もやしがダイエットに向いていない理由、太る理由を紹介します。
低カロリーなのに「もやし」が太る理由

栄養バランスが偏り太りやすい体に
もやしダイエットを行う際に、1~3食の食事をもやしに置き換える方が多いのですが、特に全食事を置き換える方法は、大変危険で、かえって太る原因になるだけでなく、健康にも悪いと言われています。
1~3食をもやしにすると、もやしに含まれている栄養分しか摂取できなくなります。
もやしは基本的に、低カロリー・低糖質でもあまり栄養が含まれていないので、その結果、一日の栄養バランスが偏り、太りやすい体になってしまいます。
また、栄養バランスが偏ると、ダイエットはもちろんですが、健康にも悪いので、この方法は控えるようにしましょう。
味付けが欲しくなり高カロリーに
もやし自体にはほとんど味がなく、そのまま食べるのには物足りません。
そこで、ナムルにしたりドレッシングをかけたり、味付けをして炒めたりしてしまうと、せっかく低カロリーなもやしが高カロリーになってしまい、太る原因にもなります。
また、ナムルにしたりドレッシングをかけたりすると、塩分が含まれているので、食欲増進してしまうことに繋がり、結果的に太ってしまう可能性が高いのです。
脂質がほぼなく腹持ちが悪い
もやしは、90%以上が水分でできていて、脂質がほとんど含まれていません。
脂質が含まれていないということは、腹持ちが悪く、間食や食事の量が増え、摂取カロリーがオーバーしてしまう原因になります。
脂質といえば、ダイエットの天敵だと思われていますが、確かに脂質を摂り過ぎたら太る原因にはなりますが、適度な脂質だったら腹持ちが良くなり、ダイエット効果もあると言われています。
飽きてしまい、失敗しやすい
もやしの味は美味しいのですが、淡白で毎日続けて食べるとやはり飽きがきてしまいます。
飽きると、もやしを食べるのが嫌になってしまい、もやしダイエットをやめることになり、リバウンドしてしまうなんてことも。
また、味に飽きて高カロリーな調理法をしてしまい、結果的に高カロリー・高糖質な食事になってしまうということもありますので、注意が必要です。
ダイエット中にもやしを食べても太りにくくする食べ方

栄養バランスを考える
先ほども紹介したのですが、もやしには栄養があまり含まれていないため、食事をもやしに置き換えると、栄養バランスが偏り、かえって太る原因になったり、健康を害すなどの原因になります。
3食全てをもやしにするのでなく、1食だけというルールを決めて、もやしを白米の代わりにして合わせて肉類や野菜も取るようにしましょう。
また、他の食事で足りない栄養分を補うようにすると、太りにくく、健康的な体を手に入れることができます。
もやしに足りない栄養を補うレシピを紹介
もやしを食べて太りにくくするのに手っ取り早い方法として、もやしでは採れない栄養分を他の食材から補ってあげる方法が挙げられます。
1、鉄分補給なら「もやしの海藻和え」
もやしには鉄分がほとんど含まれていないので、鉄分が豊富に含まれる海藻と和えてあげると、鉄分を補うことができるので、太りにくくなります。
さらに、鉄分にはダイエット効果もあるのでおすすめです。体内で鉄分が不足すると、血液中の酸素が欠乏し、代謝が悪くなるため、太りやすくなってしまうのですが、「もやしの海藻和え」を食べると、代謝が良くなり、痩せやすい体を手に入れることができます。
この時に、オイル入りのドレッシングをかけてしまうと高カロリーになってしまうので、低カロリーなノンオイルのドレッシングをかけるようにしましょう。
2、たんぱく質補給なら「もやしのささみ和え」
もやしにはたんぱく質があまり含まれていません。
そこで、たんぱく質豊富なささみを和えてあげると、たんぱく質も補給できるため、栄養のバランスが良くなり、太りにくくなります。
たんぱく質には、体の筋肉が作られるのを助けてくれる働きがあり、体の代謝を高めてくれるので、ダイエット効果があります。
低カロリー・低糖質な「もやし」も太るのでご注意を!

もやしのカロリー・糖質を紹介しました。
今回紹介したように、もやしのカロリー・糖質は大変低く、一見ダイエットに向いていると思われがちですが、実は太る原因がたくさん隠されており、ダイエットには向いていない食べ物だったのです。
ダイエット中は太る原因になってしまうので、できるだけ間違えたもやしダイエットは控えて欲しいのですが、もし食べる場合は、今回紹介した太りにくくする食べ方を上手に使って食べてみてくださいね!