寒くなってくると食べたくなる「おでん」。
セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンなどのコンビニでも手軽に買える上に、居酒屋や屋台のメニューとしても人気があり、生活に身近な食べ物と言えます。
おでんの良さは具材の豊富さ。たくさんの種類やトッピングがあるから食べ飽きず、しかも低カロリーなイメージがありますから「ダイエット=おでん」と考える方は多いのではないでしょうか。
確かにおでんは低カロリー・低糖質な上に、ダイエット効果も豊富に含まれているので、ダイエットに向いている食べ物なのですが、太る要素も含まれており、食べ方次第では太る原因になるので注意が必要です。
今回は、おでんのカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、ダイエット効果を高める食べ方などを紹介します。
おでんのカロリーは?

おでんには沢山の種類があり、コンビニに売っているものだけでも10種類以上な上に、地域によっても様々です。
代表的なおでんの具材のカロリー(1個あたり)
- こんにゃく(50g):約3kcal
- 大根(100g):約18kcal
- たまご(50g):約76kcal
- ちくわ(40g):約48kcal
- こんぶ(2g):約3kcal
- つみれ(25g):約28kcal
- おでん汁(100ml):約20kcal
上記、すべて入ったおでんのカロリーは、267gあたり「約196kcal」と比較的低カロリーです。
おでん以外の食べ物のカロリー(1人前あたり)
- 筑前煮(188g):約211kcal
- 肉じゃが(133g):約170kcal
このように比較してみても、おでんのカロリーが低いということがわかります。
おでんに使用される具材が低カロリーなのと、スープにも高カロリーな調味料をあまり使用していないので、おでんは低カロリーなのです。
おでんの糖質量は?

糖質量もダイエットをしている上で気になるところです。
代表的なおでんの具材の糖質量(1個あたり)
- こんにゃく(50g):約0.1g
- 大根(100g):約2.7g
- たまご(50g):約0.1g
- ちくわ(40g):約5.4g
- こんぶ(2g):約0.6g
- つみれ(25g) :約1.5g
- おでん汁(100ml):約5g
上記、すべて入ったおでんの糖質合計は、267gあたり「約15.4g」と比較的低糖質です。
上記のとおり、練り物は糖質が高く、食べ過ぎには注意です。
おでん以外の食べ物の糖質量(1人前あたり)
- 筑前煮(188g):約17.48g
- 肉じゃが(133g):約18g
このように他の煮物類と比較してみても、おでんの糖質量が低いということがわかります。
おでんは低糖質でもあるので、糖質制限ダイエットにも向いていると言われています。
おでんのダイエット効果・メリット

体を温め、基礎代謝を高めてくれる
おでんは寒い冬によく食べられるように、体を温めてくれる働きがあります。
おでんによって体が温められると、体の器官の働きが活発になり、その結果体の基礎代謝がアップします。
体の基礎代謝がアップすると、1日における消費カロリーを多くすることができるので、痩せやすい体を作ることができるのです。
栄養バランスが偏りにくい
ダイエットをしていると栄養バランスを意識して食べることが難しく、ついつい栄養バランスが偏りがちです。
ところが、おでんは一度に、お肉、魚(練り物)、卵、野菜と、様々な食材の栄養を摂ることができます。
栄養バランスが偏ると、太りやすい体を招く原因になるため、日頃から栄養バランスを考えた食生活を心がけるようにしましょう。
食物繊維が豊富な食材が多い
ダイエット中のおでんのメリットとして、「食物繊維」が豊富に含まれている具材が多いという点が挙げられます。
おでんには、大根やこんにゃく、昆布などの食物繊維が豊富に含まれている具材が多く入っているので、食物繊維による便秘解消効果を期待することができるのです。
便秘が解消されると、体に溜まった老廃物や毒素を排出しやすくなる、デトックス効果を期待することができるので、ダイエット中は食物繊維を摂取することを心がけましょう。
おでんの注意点・デメリット

高カロリーな具材に注意
おでんに使用される具材は低カロリーなものが多いですが、中には高カロリーな具材もあるので、ダイエット中は注意して食べるようにしましょう。
餅いり巾着や粗挽きソーセージ、ちくわぶ、さつま揚げなどは非常に高カロリーになっているので、おでんのカロリーをグンと上げてしまうので、できるだけ食べないか、食べる量を減らすなどの工夫が必要です。
スープの塩分量に注意
ダイエット中のおでんの注意点として、スープに含まれる塩分量が多いということ点が挙げられます。
おでんのスープは出汁が効いていますし、具材の旨味が溶け出し、とても美味しいので、ついついたくさん飲んでしまう方も多いのですが、おでんのスープは醤油や塩などの調味料を使用しており、塩分量が多く、食欲を増進してしまったり、体にむくみを生じさせてしまったりする原因になります。
さらに、おでんのつゆには、具材の油分が溶け出しているため、思いのほかカロリーが高いので。ダイエット中はおでんのつゆの飲み過ぎに注意するようにしましょう。
おでんのダイエット効果をより高める方法・工夫

大根、こんにゃく、昆布を多めに食べる
おでんのダイエット効果を高める食べ方として、大根、こんにゃく、昆布などのダイエットに効果が高い具材を多めに食べる方法がおすすめです。
これらの具材には、食物繊維が豊富に含まれており、便秘を解消して痩せやすい体を作ってくれるだけでなく、低カロリーなのにも関わらず腹持ちも良いので、食事や間食の量を減らすことができるのです。
ダイエット中は、大根、こんにゃく、昆布などの具材を多めに食べ、他の具材を少量食べるという食べ方を実践してみてください!
からしをつけて食べる
おでんのダイエット効果を高める方法とそて、おでんにからしをつけて食べる食べ方もおすすめです。
おでんとからしは、味の相性が抜群なだけでなく、からしに含まれるダイエット効果がおでんのダイエット効果と相まってより高い効果を発揮してくれるのです。
からしには、体に蓄積された体脂肪を燃焼してくれる働きがあり、ダイエットの大敵であるげんこな体脂肪を効率良く排出してくれるので、おすすめの組み合わせです。
低カロリーなおでんでも食べ方次第では太るのでご注意を!

おでんのカロリー・糖質量を紹介しました。
おでんは低カロリー・低糖質な上に、ダイエット効果も豊富に含まれているので、ダイエット向きの煮物と言うことができます。
具材のカロリーや糖質、スープの塩分量さえしっかり意識すれば、ダイエットの心強い味方になってくれそうですね。
ダイエットは、きちんと食べて栄養をしっかり摂ることが大切です。
そういう意味でも、栄養たっぷり身体も温まるおでんはぴったりの食事!
デメリットも理解した上で、ぜひおでんをダイエットに取り入れてみてくださいね。