熱々の状態で食べると糸を引くように伸びるチーズである、とろけるチーズはピザを始め、色々な料理に使用されています。
とろけるチーズはやはりチーズの一種であることに間違いはないので、高カロリーでダイエットには不向きと思われがちです。
しかし、そんなとろけるチーズにもチーズ由来のダイエット効果もあり、食べ方次第では痩せることも可能と言われています。
今回は、とろけるチーズのカロリー・糖質量、ダイエット効果、ダイエットにおける注意点、ダイエット効果を高める食べ方などを紹介します。
とろけるチーズのカロリーは?

とろけるチーズはプロセスチーズの一種であり、ナチュラルチーズを溶かして乳化を行い、成形することにより製造したものです。
原料として使用したナチュラルチーズによってカロリーにも違いがありますが、典型的な商品で100gあたりのカロリーは、「約380kcal」と高カロリーになっています。
とろけるチーズ以外のチーズのカロリー(100gあたり)
- カッテージチーズ:約100kcal
- プロセスチーズ:約339kcal
- モッツァレラチーズ:約250kcal
- クリームチーズ:約350kcal
- マスカルポーネチーズ:約434kcal
- チェダーチーズ:約420kcal
- ゴーダチーズ:約380kcal
このように比較してみても、とろけるチーズのカロリーが高いということがわかります。
高カロリーと言われている、チーズ類の中でも特に高カロリーなとろけるチーズは食べ方を注意しなければ、あっという間に太る原因になるので注意が必要です。
とろけるチーズの糖質量は?

とろけるチーズ100gあたりの糖質量は、「約1.5g」となっていますが、モッツァレラチーズを使っているとろけるチーズでは、「約2.4g」ほどと言われています。
とろけるチーズ以外のチーズの糖質量(100gあたり)
- カッテージチーズ:約1.9
- プロセスチーズ:約1.3g
- モッツァレラチーズ:約4.2g
- クリームチーズ:約2.3g
- マスカルポーネチーズ:約4.5g
- チェダーチーズ:約1.4g
- ゴーダチーズ:約1.5g
このように見てみると、とろけるチーズの糖質量は低いということがわかります。
チーズ自体には、もともと糖質が含まれていなく、その中でもとろけるチーズに含まれる糖質は少ないので、糖質制限ダイエットにも用いることができる食材と言われています。
とろけるチーズのダイエット効果・メリット

たんぱく質が基礎代謝をアップしてくれる
とろけるチーズは高たんぱく質食品というのがメリットであり、100gあたり約25g前後がたんぱく質からできていると言われています。
たんぱく質には、体で良質な筋肉が作られるのを助けてくれる働きがあると言われており、体で筋肉が作られることにより、体の基礎代謝を高めることができ、痩せやすい体を作ることが可能なのです。
ダイエット中に不足しがちなたんぱく質を補うためにおすすめの食材です。
カルシウムが脂肪吸収を抑えてくれる
とろけるチーズには、「カルシウム」が豊富に含まれています。
このカルシウムには、摂取された脂肪分が体に吸収されるのを抑えてくれる働きがあると言われていて、体に体脂肪をつきにくく、太りにくい体を作ることができるのです。
腹持ちが良い
ダイエット中のとろけるチーズのメリットとして、腹持ちが良いという点も挙げられます。
とろけるチーズをかけて食べると、かなり腹持ちが良くなるため、長時間お腹が空かず、その結果食事や間食の量を減らすことができるので、痩せやすい体を作ることができるのです。
とろけるチーズの注意点・デメリット

単体で食べることが少なく、高カロリーになりやすい
ダイエット中のとろけるチーズの注意点として、とろけるチーズは単体で食べることが少なく、基本的にはピザやパンなどにトッピングして食べることが多いです。
その結果、他の食材のカロリーがプラスされてしまうため、より高カロリーになってしまうので、他の食材のカロリーにも注意するようにしましょう。
塩分量に注意
ダイエット中のとろけるチーズのデメリットとして、とろけるチーズに含まれる塩分量にも注意が必要です。
とろけるチーズには塩分がたくさん含まれていますが、塩分を摂り過ぎ、体内の塩分濃度が高くなると、食欲を増進し、ついつい食べ過ぎてしまったり、体にむくみを生じさせてしまう原因になります。
ダイエット中は、カロリーや糖質だけでなく、塩分量にも注意するようにしましょう。
とろけるチーズのダイエット効果をより高める方法・工夫

炭水化物とは合わせない
先ほども紹介しましたが、とろけるチーズは単体で食べることは少なく、ピザやパンなど様々な料理にトッピングすることが多いです。
そのため、他の食材のカロリーが加わってしまい、より高カロリーになってしまうことが多い食べ物でもあります。
特に、パンなどの炭水化物はカロリーが特に高いので、ダイエット中はできるだけ炭水化物ととろけるチーズを合わせないようにしましょう。
オリーブオイルを少量垂らして食べる
とろけるチーズのダイエット効果を高める食べ方として、オリーブオイルを少量垂らして食べる方法もおすすめです。
オリーブオイルには、「オレイン酸」という成分が豊富に含まれており、このオレイン酸には血液中のコレステロール値を下げてくれる働きがあるため、中性脂肪を減らすことができ、肥満の解消に効果的と言われているのです。
ただし、オリーブオイルは油でかなり高カロリーになっているので、かけすぎには注意して、少量を摂取することを心がけましょう。
高カロリーなとろけるチーズでも食べ方次第では痩せれる!

とろけるチーズのカロリー・糖質量を紹介しました。
とろけるチーズは料理には使い勝手が良いチーズですが、他のチーズと比べてもカロリーは高めなので、ダイエットには向いていないと思われがちです。
しかし、ダイエットに役立つ、たんぱく質やカルシウムなどのダイエット成分も含まれているので、食べ方しだいでは痩せることができるとも言われているのです。
ダイエット中にとろけるチーズを食べる際は、今回紹介した「炭水化物とは合わせない」、「オリーブオイルを少量かけて食べる」などのダイエット効果を高める食べ方を実践してみてください!