白ワインは、ぶどうを使用した果実酒で、ぶどうの芳醇な香りが美味しい、高級なお酒です。
そんな白ワインですが、お酒の中でも特に低カロリー・低糖質な上に、ぶどう由来のダイエット効果が豊富に含まれており、ダイエット向きのアルコールです。
しかし、そんな白ワインにも太る要素が含まれており、飲み方次第では太る原因にもなると言われています。
今回は、白ワインのカロリー・糖質量、ダイエット効果、ダイエット中の注意点、ダイエット効果を高める飲み方などを紹介します。
白ワインのカロリーは?

白ワインとダイエット中に付き合っていくためにまず知っておくと良いのがカロリーです。
白ワインに含まれているカロリーは、100gあたり「約73kcal」と低カロリーです。
通常のワイングラス一杯である80gあたりでは、「約58kcal」しかありません。
白ワイン以外のお酒のカロリー(100gあたり)
- 赤ワイン:約73kcal
- ロゼワイン:約77kcal
- ビール:約40kcal
- ウイスキー:約237kcal
- 梅酒:約156kcal
このように比較してみても、白ワインのカロリーは低いということがわかります。
白ワインは、低カロリーなので、ダイエット中にお酒を飲むなら、白ワインを選ぶことをおすすめします。
白ワインの糖質量は?

100gの白ワインに含まれている糖質は平均的に、「約2g」と低糖質です。
白ワイン以外のお酒の糖質量(100gあたり)
- 赤ワイン:約1.5g
- ロゼワイン:約4g
- ウイスキー:0g
- 梅酒:20.7g
このように他のお酒と比較してみても、白ワインの糖質量が低いということがわかります。
白ワインは低カロリー・低糖質なので、飲み方さえ間違えなければ、ダイエットに用いることができるお酒です。
白ワインのダイエット効果・メリット

カリウムがむくみを解消してくれる
白ワインに使用されるぶどうには、「カリウム」という成分が豊富に含まれています。
このカリウムには、利尿作用があり、ダイエットの大敵であるむくみの解消の効果的と言われています。
人の体がむくむ主な原因は、余分な水分が体の部位に蓄積されることによるものと言われています。
そこで、利尿作用のあるカリウムを摂取することで、尿と一緒にその余分な水分を排出することができるので、頑固なむくみを解消することができます。
ポリフェノールがコレステロール値を下げてくれる
白ワインに使用されるぶどうには、「ポリフェノール」という成分が豊富に含まれています。
このポリフェノールには、血液中のコレステロール値を下げてくれる働きがあり、血液中のコレステロール値が下がることで、体内の中性脂肪を減らすことができるため、肥満の解消に効果的です。
また、血液中のコレステロール値が下がることで、血液がサラサラになるため、血液循環が良くなり、栄養が体の隅々まで行き渡りやすくなるので、体の働きが活発化し、代謝を高めることもできます。
カルシウムが脂肪吸収を抑えてくれる
白ワインに使用されるぶどうには、「カルシウム」も豊富に含まれています。
このカルシウムには、摂取された脂肪が体に吸収されるのを抑えてくれる働きがあると言われており、体に体脂肪をつきにくくしてくれる成分です。
カルシウムというと、骨や歯の強化やイライラの解消効果が真っ先に思い浮かび、ダイエット効果があることはあまり知られていないのですが、体脂肪になりやすい脂肪分を、体脂肪になる前に排出してくれるので、太りにくくすることができるのです。
白ワインの注意点・デメリット

アルコールが食欲を増進する
アルコールには、食欲を増進してしまう作用があり、白ワインを飲んだが故に、食べ過ぎてしまい、摂取カロリーがオーバーしてしまったという方も多いです。
以上の理由から、ダイエット中は白ワインの飲み過ぎには注意するようにしましょう。
飲み過ぎると肝臓に負担をかけ、基礎代謝が悪くなる
白ワインは、お酒の中でも特にアルコール度数が高いと言われています。
白ワインはアルコール度数が高いので、飲み過ぎてしまうと、アルコールを分解する役割のある肝臓に負担をかけてしまい、その結果基礎代謝が落ち、痩せにくい体を作る原因になります。
また、サングリアやスイートワインなどは飲みやすく、気付いたら飲み過ぎていたなどの原因になり、カロリーも白ワインと比べて高くなっているので、注意するようにしましょう。
白ワインのダイエット効果をより高める方法・工夫

1日にグラス1~2杯までにする
先ほど、白ワインを飲み過ぎると、肝臓に負担をかけてしまい、代謝を落としてしまう原因になると紹介しましたが、アルコールの過剰摂取による悪影響を避けるために飲む量は控えめにすることをおすすめします。
アルコールの代謝能力には個人差がありますが、目安としてグラス一杯から二杯程度に留めておくと肝臓にとって大きな負担にはならずに済みます。
辛口のものを選ぶ
白ワインのダイエット効果を高める飲み方として、辛口の白ワインを飲む方法をおすすめします。
甘めのワインほど糖質が多く、辛口のワインには糖質があまり含まれていないと言われています。
低糖質の方がダイエットに向いているのは確かなので辛口のものを選ぶのが賢明です。
低カロリーな白ワインでも飲み方次第では太るのでご注意を!

白ワインのカロリー・糖質量を紹介しました。
白ワインは低カロリー・低糖質な上に、ダイエット効果も豊富に含まれており、ダイエット向きのお酒と言うことができます。
しかし、そんな白ワインにも太る要素が含まれており、飲み方次第では太る原因にもなるので、注意が必要です。
ダイエット注意に白ワインを飲む際は、今回紹介した注意点をよく守り、「1日にグラス1~2杯までにする」、「甘口よりも辛口を選ぶ」などのダイエット効果を高める飲み方を実践してみてください!