「MCTオイル」とは、Medium Chain Triglycerideの略で、ココナッツ油やパーム核油などに含まれる天然成分であり、日本では「中鎖脂肪酸油」とも呼ばれています。
MCTオイルは、通常の植物油と比べて、消化・吸収がよく、体内にたまらずエネルギーになりやすいといった特徴があり、最近ではコーヒーや紅茶に入れて飲むダイエット法などに応用されることが多くなっています。
MCTオイルは、様々なメディアで取り上げられていますが、そもそもの発端は「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」という本で、このMCTオイルを使ったバターコーヒーダイエットが紹介されたことがきっかけで、全米で大ブームになりました。
著者であるデイヴ・アスプリーさんは、MCTオイルを加えたバターコーヒーで、なんと50キロもの減量に成功し、さらにはIQを20ポイントも上げたのです。
今回は、そんな気になる、MCTオイルの驚くべき効果、ダイエット効果を高めるための正しい飲み方と使い方、注意したい飲み方、おすすめのMCTオイルについて紹介します。
MCTオイル+バターコーヒーのダイエット効果だけを得るサプリもある
MCTオイルの健康・ダイエット効果がすごいのは知ってるけど、「毎回MCTオイルをかけて食べるのが面倒」という方や、「そもそも油を掛けて食べたり飲んだりすることに抵抗がある」という方もいるのではないでしょうか?
そんな方におすすめしたいのが、MCTオイルやバターコーヒーのダイエット効果だけを抽出して、カロリー・脂質の部分などを取り除いた『MCTコーヒー』というダイエットサプリです。
MCTオイルの効果+オメガ3脂肪酸の効果+コーヒーのクロロゲン酸の効果というダイエット効果の面では流行中のバターコーヒーよりもおすすめできます。
ただし、バターコーヒーのように飲むタイプのものではなく、MCTオイルのように食べ物や飲み物にかけるものではないので、ダイエットを目的とした方にのみおすすめという点に注意しましょう。
価格は、公式サイトからなら、送料無料の初回「980円(税別)」になっています。
興味のある方は、チェックしてみてください。
MCTオイルとココナッツオイルとの違いは?よりダイエット向きなのは?

ダイエット向きな油で、よく話題になるのが「ココナッツオイル」です。
ココナッツオイルとMCTオイルは、実は密接な関係があります。
ココナッツオイルは、「中鎖脂肪酸油」という消化・吸収が早く脂肪になりづらい脂肪酸が、およそ60パーセントを占めています。
これに対して、MCTオイルは、このココナッツオイルから「中鎖脂肪酸油」だけを抽出した、100%中鎖脂肪酸油なのです。
ココナッツオイルのような風味は無くなっていますが、100%中鎖脂肪酸油なので、体内に溜まらず、よりダイエット向きなオイルと言えるのです。
MCTオイルのダイエット効果

それでは、MCTオイルのダイエット効果を紹介していきます。
中鎖脂肪酸油のため体脂肪になりづらい
MCTオイルは、100%の中鎖脂肪酸油とされており、他の植物油と比べて、消化・吸収が早く、エネルギーに変わりやすいので体内に溜まらないという特徴があります。
エネルギーに変わりやすく体内に溜まらないということは、それだけ体脂肪が増えづらいということです。
ケトン体により筋肉量を落とさず脂肪を燃焼できる
MCTオイルは、ケトン体の生成を促進する効果があります。
ケトン体は、いわゆる糖質制限ダイエットなどをした際に、糖質の摂取を制限することで、糖の代わりに、脂肪が分解されてできたケトン体がエネルギーとして使われるようになります。
この過程で、脂肪を減らすことができるのですが、MCTオイルはこれをサポートする働きがあると言われており、筋肉量を落とさずに脂肪を燃焼することができるのです。
食欲を抑制する効果がある
MCTオイルには、食欲を抑える効果もあります。
バターコーヒーダイエットは、簡単に言うと、朝食をMCTオイルを加えたバターコーヒーにするのですが、MCTオイルには食欲を抑える効果があるので、やってみると抜群の腹持ちの良さが実感できると思います。
また、MCTオイルの効果は、すぐに現れるという特徴もあるので、すぐにダイエット効果を得やすいのも大きなメリットの一つです。
MCTオイルのその他の健康効果

MCTオイルは、ダイエット効果だけでなく、健康効果もあります。
普通の食事制限によるダイエット法は、多くが健康に悪く、日常生活に多少の障害をきたしますが、このMCTオイルダイエットなら、健康面でのメリットも多いのです。
脳が活性化し集中力が増す
この働きは、MCTオイルが生成を促進するケトン体によるものです。
通常、糖質制限やカロリー制限などの食事を制限するダイエットを行うと、ブドウ糖が不足し、脳内がぼーっとした状態になり、脳のパフォーマンスが落ちてしまいます。
ところが、MCTオイルダイエットであれば、ケトン体により、脳が活性化し、集中力が増すと言われているのです。
仕事や勉強の効率が落ちずに、むしろ上がるという、これまでのダイエットのデメリットがメリットに変わるのです。
認知症・アルツハイマー病の改善
MCTオイルは、脳でのエネルギーになるため、認知症や・若年性アルツハイマー病の改善にも効果があると米国人医師が報告しています。
まだまだ、日本国内では実証まではされていませんが、実際に認知症が改善していったと言う事例も海外ではあるようです。
MCTオイルの正しい飲み方・使い方

MCTオイルダイエットの方法は、とても簡単で、MCTオイルを食べ物や飲み物に少量加えるだけです。
コーヒーはもちろん、紅茶や豆乳、スムージーなどの飲み物の他、サラダやスープ、お味噌汁、ヨーグルト、焼き魚などが美味しくておすすめです。
お味噌汁にMCTオイルは、一見合わなそうですが、MCTオイル自体に味や臭いがなく、透明なので、脂っこいものでなければ、どんな料理にでも合いやすいのです。
炊飯時に混ぜたり、プロテインと合わせて飲んだり、ジュースに加えたり、基本的にはどんなものでもOKです。
MCTオイルの正しい使い方としては、MCTオイル自体が油なので、脂質は当然100%で、カロリーも100gあたり「900kcal」と高カロリーなので、使用量はスプーン1~2杯程度にとどめておくことです。
いくら体脂肪になりづらく、腹持ちが良いとは言っても、カロリーオーバーになってしまっては、元も子もありません。
最もMCTオイルにおすすめなのは、バターコーヒー

MCTオイルは、どんな飲み物・料理にも相性が良く、少量を加えるだけでダイエット効果を得ることができるのですが、よりダイエット向きなのがバターコーヒーにMCTオイルを加えた「バターコーヒーダイエット」です。
バターコーヒーは、ブラックコーヒーにMCTオイルを加え、さらに牧草だけで育った牛の牛乳から作った「グラスフェッドバター」を加えて、作ります。
このバターコーヒーを、朝食の代わりに飲むことで、高いダイエット効果を得ることができます。
もしコーヒーが苦手な方であれば、紅茶でも同様の効果が得れるので、おすすめです。
ここでオススメしているのは朝食での置き換えですが、夜中に小腹が空いたという時は、寝る前に飲んでも良いかもしれません。
バターコーヒーダイエットやグラスフェッドバターについては、別の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
元からセットの「MCTオイル チャコールバターコーヒー」もおすすめ
「ブラックコーヒーにMCTオイルとバターを加えた『バターコーヒーダイエット』を試してみたいけど、材料を揃えたりするのは少し面倒…」
という方もいるのではないでしょうか?
MCTオイルを加えたバターコーヒーダイエットは、ダイエット効果の面でおすすめなのですが、材料を揃えないといけなかったり、そもそも材料が高級なものなので、維持費が高くなってしまったりというデメリットがあります。
そこでオススメしたいのが、最初から水で溶かせばバターコーヒーが作れるようになっている「MCTオイル チャコールバターコーヒー」です。
効果はもちろん携帯にも便利で、30包で「1980円(税別)」と1杯わずか63円で始めることができます。
専門店のバターコーヒーだと、味や効果は手作りと一緒なのに700~800円と割高になっているので、挽きたてのコーヒーじゃないとダメという方以外にはおすすめです。
おすすめのMCTオイル

MCTオイルは、あまりコンビニやスーパーでは売っていないので、どこで買えるの?と思う方も多いと思います。
MCTオイルは、取扱店が少ないので、一部の販売店を探すか、もしくはネットでの購入することが基本的な購入方法です。
MCTオイルにも、色々な商品があり、パーム核油由来のものやココナッツ由来ものなど様々です。
ココナッツ由来で作ったものは、口当たりも滑らかで、より良質なので、今回はココナッツ由来でダイエットにおすすめMCTオイルを3つ紹介します。
1、vie(ヴィー)プレミアムMCTオイル

最もおすすめしたいMCTオイルが、この「vie(ヴィー)プレミアムMCTオイル」です。
「ヴィープレミアム MCTオイル」は、ココナッツオイルに含まれる「中鎖脂肪酸油」だけを抽出した100%ココナッツ由来となっており、パーム核油からは一切抽出していない、最高品質のMCTオイルと言えます。
味や匂いに関しては、淡いココナッツの風味はしますが、特にクセはありません。
よく、他のMCTオイルは、少し酸っぱ目な味がしてしまい、バターコーヒーや豆乳、スムージーなどの飲み物に混ぜると味を不味くしてしまうということがありますが、「ヴィープレミアム MCTオイル」ならクセがなく、さらっとしてべたつかないので美味しく飲めると評判です。
コーヒーや豆乳、スムージーなど以外にも、サラダにかけたり、ヨーグルトやシリアルにかけたり、シチューやカレーに混ぜたり、パンにかけたりなど、様々な使い方ができます。
これから初めてMCTオイルを試すという方、今まで試したことはあったけどせっかくなら品質の高いものを使いたという方におすすめのMCTオイルです。
2、仙台勝山館 MCTオイル 360g

MCTオイルの中で、定番の商品が「仙台勝山館 MCTオイル」です。
都内に店舗がある「俺のバターコーヒー」というバターコーヒー専門店でも、実際に取り扱われています。
世界中で流通している中鎖脂肪酸は、パーム核油由来が主流なのですが、原料をココナッツヤシのみとこだわったMCTオイルです。
厳しい規格管理を設けた国内の工場で生産されているため、安全性・品質が高いと言われています。
とても良質なので、初めての方でも使いやすく、口コミ評価もかなり良くなっています。
持ち運びには仙台勝山館のスティックタイプもおすすめ

先ほど紹介したものは360gとお得な容量ですが、外食が多めの方にとっては持ち運ぶには少し大きすぎます。
もちろん小瓶に移し替えて使っても良いのですが、時期によっては酸化してしまうこともありえます。
MCTオイルを持ち運んで、外出先でも使いたいという場合は、仙台勝山館のスティックタイプがおすすめです。
7g×10袋で972円と少し割高にはなりますが、360gのボトルタイプと合わせて購入しても良いかもしれません。
3、日清 MCTオイル 450g

有名メーカー日清が出しているMCTオイルです。
大きさの割には、値段もお手頃でコストパフォーマンスに優れている商品。
ただし、ココナッツオイル由来ではなく、パーム油由来なので、その分安価になっているとも言えます。
パーム油は、比較的安価なため化粧品、石鹸などにも使われますが、ココナッツオイルは天候にも左右され生産地が限られるため、高価になってしまうのです。
日清のMCTオイルは、口コミでは、少しお腹が緩くなってしまい下痢になったという方が何人か見られましたが、口当たりは飲みやすく、カレーや豆腐、納豆といったものまで、あらゆる料理に合うとの意見もありました。
パーム油来なのが気になる方でなければ、国産のMCTオイルなので、仙台勝山館に次いでおすすめです。
mctオイルダイエットの注意点・副作用

カロリーオーバーに注意
MCTオイルは、いくらダイエット向きと言っても油です。
100gあたり、およそ900kcalものカロリーがあるので、かけすぎ使い過ぎには十分注意しましょう。
ティースプーン1杯(小さじ1)「5g」程度で、およそ「45kcal」ほどになります。
ダイエット中であれば、カロリーも気にしたいところなので、飲み物なら1~2杯まで、サラダなどは3杯までとし、この摂取量を守りましょう。
使い過ぎは下痢・腹痛などの副作用の原因になる
MCTオイルは、整腸作用があり、これはダイエットにおいても有益なのですが、使いすぎてしまうと下痢や腹痛などの副作用を招くことになります。
下痢になってしまうとダイエットに必要な栄養・成分を思うように吸収できなくなってしまうので、目安となる摂取量を超えた使い過ぎには注意しましょう。
また、良質なMCTオイルでない場合は、下痢・腹痛などの副作用を起こしやすいという口コミが多いので、できれば今回紹介した「仙台勝山館 MCTオイル」を選ぶのをオススメします。
MCTオイルは正しい飲み方で、効率よく痩せましょう!

最近話題の、MCTオイルについて紹介しました。
MCTオイルは、様々な使い方があり、食べ物や飲み物に少しかける方法や、MCTオイルを入れたコーヒー・紅茶・豆乳などを朝食に置き換える方法、寝る前に飲み物に入れて飲む方法など、様々なダイエット法があります。
最も効果が高くおすすめなのは、朝食を置き換える方法ですが、正しい飲み方さえ押さえれば、どれも高いダイエット効果を得ることができるでしょう。
ただし、目安となる摂取量を超えた飲みすぎ使い過ぎは、下痢や腹痛といった副作用もあるので、その点だけは注意しましょう。
ぜひ、皆さんもMCTオイルダイエットを試してみてください。