かけそばは、食べれるお店も多く、また自宅でも簡単に食べれることで、普段から食べる機会が多い食べ物です。
かけそばは低カロリーな上に、ダイエット効果が豊富に含まれているので、ダイエット向きの食べ物と言われています。
しかし、そんなかけそばにも太る要素が含まれているので、食べ方を間違えてしまうと太る原因にもなるので注意するようにしましょう。
今回はかけそばのカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、ダイエット効果を高める食べ方などを紹介します。
かけそばのカロリーは?

かけそば100gあたりのカロリーは、「約81kcal」と低カロリーです。
かけそば以外の食べ物のカロリー(100gあたり)
- ざるそば:約90kcal
- うどん:約105kcal
- ご飯:約168kcal
このように比較してみても、かけそばのカロリーが低いということがわかります。
ただし、この数値は麺のみの値なので、めんつゆやトッピングをプラスすることで、この値よりもカロリーが高くなるという点は注意しましょう。
かけそばの糖質量は?

かけそば100gあたりの糖質量は「約21g」と高糖質です。
かけそば以外の食べ物の糖質量(100gあたり)
- ざるそば:約22.1g
- うどん:約25.8g
- ご飯:約37.1g
このように比較してみると、かけそばの糖質量は低いように思われがちですが、あくまでも高糖質な炭水化物の中で見た場合の話であり、食品全体で見ると十分高糖質と言えます。
ここにめんつゆやトッピングの糖質がプラスされますので、注意して食べるようにしましょう。
かけそばのダイエット効果

ルチンがコレステロール値を下げてくれる
かけそばには「ルチン」という成分が豊富に含まれています。
このルチンはポリフェノールの一種で、血液中のコレステロール値を下げてくれる働きがあると言われています。
ルチンによって血液中のコレステロール値が下がると、体内の中性脂肪も減らすことができ、肥満の解消に効果的と言われています。
また、コレステロール値が下がると、血液がサラサラになり、血液循環が良くなるため、内臓や細胞に栄養が行き渡りやすくなり、その結果代謝がアップし痩せやすい体になることができます。
食物繊維が便秘を解消してくれる
かけそばの原料である蕎麦の実には、「食物繊維」が豊富に含まれていると言われています。
食物繊維には、整腸作用という腸内環境を整えてくれる働きがあり、便秘の解消に効果的です。
食物繊維によって便秘が解消されると、体に蓄積された老廃物や毒素などは体外に排出されやすくなるので、デトックス効果を期待することができ、ダイエットに高い効果を発揮してくれるのです。
GI値が低く、血糖値が上昇しにくい
かけそばは「GI値」が低い食べ物と言われています。
GI値とは、その食べ物を食べた際の血糖値の上昇具合を数値で表したもので、数字が低ければ低いほど食べても血糖値が上昇しにくいと言われています。
血糖値が上昇すると、血糖値を下げようと膵臓からインスリンというホルモンが分泌されるのですが、このインスリンには体に脂肪を蓄えてしまう働きもあり、血糖値が高くなればなるほどインスリンが多く分泌されるので太りやすくなると言われています。
かけそばはこのGI値が低いので、血糖値が上がりにくく、インスリンの分泌を抑えることができ、肥満の予防に効果的です。
かけそばの注意点・デメリット

天ぷらのカロリーに注意
かけそばにかき揚げなどの天ぷらをトッピングして食べる機会が多いと思います。
ご存知の通り、天ぷらは油で揚げているため高カロリーで、かけそばと一緒に食べてしまうと、せっかくのかけそばの低カロリーが無駄になってしまいます。
ダイエット中はできるだけ、かけそばに天ぷらをトッピングするのは避けるようにしましょう。
栄養が偏りやすい
かけそばは、かけそば単体でも満腹感があるため、かけそばばかり食べてしまうという事態に陥りやすいです。
確かに、低カロリーでダイエット効果が豊富なかけそばばかりを食べると痩せるように思いますが、かけそばばかりだと栄養が偏り、反対に太りやすい体質になってしまいます。
かけそばばかり食べるのではなく、他の食事も食べ、栄養バランスをきちんと考えることで、太りやすい体になることを防ぐことができます。
かけそばのダイエット効果をより高める方法・工夫

七味をかけて食べる
かけそばのダイエット効果を高める食べ方として、七味をかけて食べる方法をおすすめします。
七味に含まれる「カプサイシン」という成分には、脂肪燃焼を促してくれる働きがあり、体についた頑固な体脂肪を効率良く排出してくれると言われています。
お店で食べる時も、七味が置いてあるお店も多いので、実践しやすい方法でオススメです。
生姜を入れて食べる
かけそばに、生姜を入れて食べる方法もダイエット効果が高まり、おすすめです。
生姜には、体を温めてくれる働きがあると言われており、体が温まることで内臓まで温まり、その結果代謝が良くなり、痩せやすい体を作ることができます。
代謝が上がることで1日の消費カロリーを高くすることができるので、ダイエットに効果的なのです。
低カロリーなかけそばでも食べ方次第では太るのでご注意を!

かけそばのカロリー・糖質量を紹介しました。
紹介した通り、かけそばは主食の中でも低カロリーな上に、ダイエット効果も豊富なので、ダイエット向きの食べ物なのです。
かけそばダイエットを成功させるためには、そばの良さを知り、長く継続することができるかがカギです。
かけそばは低カロリーですが、めんつゆやトッピングなどの誘惑に負けてしまえば、その効果を得ることはできません。
そば自体が低GI食品という極めてポジティブな要素を活かすためにも、効果的な取り組み方法を実現したいものです。
毎日毎食というような食べ方は避け、一日の食事を一食だけ置き換えるなどがお勧めの方法です。