生姜焼きといえば、たくさんの豚肉を醤油や砂糖、みりんなどで炒めた食べ物なので、高カロリーでダイエット中には避けられがちな食べ物です。
しかし、そんな生姜焼きにも、生姜や豚肉、玉ねぎなどのダイエット効果が含まれた食材が使用されているので、食べ方次第では痩せることが可能と言われているのです。
今回は、生姜焼きのカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、ダイエット効果を高める食べ方などを紹介していきます。
生姜焼きのカロリーは?

生姜焼きは主に豚肉を使います。
豚肉は、部位によってカロリーが大きく異なってきて、生姜焼きで使う豚肉は、一般的に豚ロースを使うことが多いです。
豚ロースは100gあたり「263kcal」で、生姜焼きになるとタレのカロリーをプラスして、「約400kcal」と高カロリーになります。
生姜焼き以外の食べ物のカロリー(100gあたり)
- 野菜炒め:約60kcal
- 麻婆豆腐:約133kcal
- チンジャオロース:約163kcal
このように他の料理と比較すると、生姜焼きのカロリーが高いということがわかります。
生姜焼きは醤油や砂糖などの調味料がたくさん使用されているので、カロリーが高くなっているのです。
豚バラでの調理方法もありますが、豚バラ肉の100gあたりのカロリーは「434kcal」と高めです。生姜焼きになるとタレのカロリーをプラスして「約600kcal」と、豚ロースよりかなり高いカロリーになってしまいます。
生姜焼きは高カロリーですが、ダイエット効果が豊富に含まれており、食べ方次第では痩せることが可能と言われています。
生姜焼きの糖質量は?

カロリーは高めの生姜焼きですが、糖質はあまり高くありません。
豚バラ、豚ロースの100gあたりの糖質量は「約0.1g」、生姜焼きにしても「約8.1g」と低糖質です。
生姜焼き以外の食べ物の糖質量(100gあたり)
- 野菜炒め:約3.2g
- 麻婆豆腐:約10g
- チンジャオロース:約5g
このように比較してみても、生姜焼きのカロリーが低いということがわかります。
肉系はもともと糖質が少なく、生姜焼きにしても糖質が多い具材や調味料があまり使用されないので、このように糖質が低くなっているのです。
ただし、豚の中でも豚レバーは100gあたりの糖質が「約1.3g」と一気に高くなります。
また、同じ肉でも赤身が多い牛肉は、豚肉と比べると糖質が高い部位が多いので、生姜焼きにする場合は豚バラか豚ロースを使うようにしましょう。
生姜焼きのダイエット効果

生姜が体を温め代謝をアップしてくれる
生姜焼きに使用される生姜には、体を温めてくれる働きがあります。
生姜によって体が温められると、内臓まで温められ、内臓の働きが活発に活発になるので、代謝をアップすることが可能なのです。
代謝がアップすると、1日の消費カロリーを高くすることができるので、痩せやすい体を作ることができると言われています。
豚肉に含まれるカルニチンが脂肪燃焼を促してくれる
生姜焼きに使用される豚肉には、「カルニチン」という成分が豊富に含まれています。
このカルニチンという成分は、体に蓄積された体脂肪に働きかけ、体脂肪を燃焼してくれる働きがあると言われています。
豚肉といえば、高カロリーで太るイメージを持たれがちですが、食べる量や食べ方を間違えなければ痩せることができる食材なのです。
玉ねぎがコレステロール値を下げてくれる
生姜焼きに使用されることの多い玉ねぎ。
この玉ねぎには「アリシン」という成分が豊富に含まれており、肥満の解消に効果的と言われています。
アリシンには、血液中のコレステロール値を下げてくれる働きがあり、その結果肥満の原因である中性脂肪も減らすことができるため、痩せやすい体になれるのです。
生姜焼きの注意点・デメリット

高カロリーな部位を使用しない
先ほども紹介しましたが、豚肉は部位によってカロリーに大きな差があり、生姜焼きに使用する部位によってはかなり高カロリーになってしまうことに繋がると言われています。
ダイエット中に生姜焼きを食べる際は、できるだけカロリーの低い豚ロースなどの部位を使用するようにすると良いでしょう。
ご飯の量を減らす
生姜焼きの食べ方として、生姜焼きをおかずにご飯を食べる方法が挙げられます。
生姜焼きとご飯の相性は抜群で、ご飯が進みますよね。
しかし、ご存知の通りご飯は炭水化物なので高カロリー・高糖質になっており、たくさん食べてしまうとあっという間に太る原因になってしまいます。
ダイエット中はご飯を食べないようにするか、ご飯の量を減らすなどの工夫が必要です。
生姜焼きのダイエット効果をより高める方法・工夫

キャベツと一緒に食べる
生姜焼きのお供として人気のキャベツ。
普段何気なく食べているキャベツですが、実は生姜焼きに添えられているのには大きな意味があったのです。
キャベツには「食物繊維」が豊富に含まれており、この食物繊維の働きによって腸内環境が整えられ便秘を解消することができ、痩せやすい体を作ることができるのです。
また、食物繊維には満腹感を出してくれる働きもあり、少量の生姜焼きで満腹感を感じることができ、食事や間食の量を減らすことができると言われています。
生姜を多めに使用する
先ほども紹介したように、生姜には体を温め、代謝をアップし、痩せやすい体を作ってくれる働きがあります。
その生姜を普段よりも多めに使用してあげることで、より高い少雨がの代謝アップ効果を期待することができます。
ただし、生姜は刺激が強い食べ物なので、食べ過ぎてしまうと胃腸に負担をかけてしまうことに繋がるので、食べ過ぎには注意するようにしましょう。
生姜焼きの低カロリーレシピ
「えのきを使った低カロリー生姜焼き」のレシピ

低カロリーな「えのきを使った生姜焼き」の材料(1人前)
豚肉 50g
えのき 1/2袋
玉ねぎ 1/4個
砂糖 大さじ1/4
料理酒 大さじ1/2
醤油 大さじ1
みりん 大さじ1
おろし生姜 小さじ1
サラダ油 少量
低カロリーな「えのきを使った生姜焼き」の作り方
1.フライパンにサラダ油を敷き、豚肉を炒める
2.そこにえのき、玉ねぎを入れ、しんなりするまで炒める
3.おろし生姜、砂糖、料理酒、醤油、みりんを加えて炒め、お皿に盛ったら完成
低カロリーな「えのきを使った生姜焼き」のポイント
このメニューは、高カロリーな豚肉の量を減らし、低カロリーなえのきの量を増やすことで、満腹感は保ちつつカロリーを抑えることができるので、非常にダイエットに効果的です。
さらに、えのきには食物繊維が豊富に含まれており、便秘を解消し、体の老廃物や毒素を排出するデトックス効果を期待できるので、おすすめのメニューです。
高カロリーな生姜焼きでも食べ方次第では痩せれる!

生姜焼きのカロリー・糖質を紹介しました。
紹介した通り、生姜焼きは高カロリーで一見ダイエットの大敵かと思われがちですが、ダイエット効果が豊富に含まれており、食べ方次第では痩せることが可能な食べ物なのです。
ただし、生姜焼きは高カロリーなため、何も考えずに食べてしまうとあっという間に太る原因になるので、食べる量や食べ方に注意して食べるようにしましょう。
ダイエット中に生姜焼きを食べる場合は、今回紹介した注意点に気を付けながら、「キャベツと一緒に食べる」、「生姜を多めに使用する」などのダイエット効果を高める食べ方を実践してみてください!