スンドゥブは日本人にもお馴染みの韓国料理で、柔らかい豆腐を使用したチゲ鍋のことです。
スンドゥブというと、いかにも高カロリーでダイエットに向いていないと思われがちです。
確かにスンドゥブは高カロリーなのですが、ダイエット効果が豊富に含まれているので、食べ方次第ではダイエット向けのメニューにすることが可能です。
今回は、スンドゥブのカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、ダイエット効果を高める方法などを紹介します。
スンドゥブのカロリーは?

スンドゥブチゲ100gあたりのカロリーは、「約126kcal」と言われています。
1人前(560g)に換算すると「約707kcal」と高カロリーな食べ物です。
スンドゥブ以外の食べ物のカロリー(1人前あたりあたり)
- キムチチゲ鍋:約570kcal
- 湯豆腐:約200kcal
このように比較しても、スンドゥブのカロリーが高いということがわかります。
具材や味付けなどによって、さらにカロリーが高くなることもあるので注意するようにしましょう。
カロリーが高いスンドゥブですが、ダイエット効果が豊富なので、食べ方次第では痩せることが可能と言われています。
スンドゥブの糖質量は?

スンドゥブに含まれる糖質量は、1人前あたり(560g)あたり「約7g」と低糖質です。
スンドゥブ以外の食べ物の糖質量(1人前あたり)
- キムチチゲ鍋:約15g
- 湯豆腐:約6g
このように他の食べ物と比較するとスンドゥブの糖質量が低いことがわかります。
スンドゥブには低糖質な豆腐や肉がメインになっている一方で、キムチチゲ鍋は野菜などの糖質が多い具材がメインになっているためこのような差が生じると言われています。
しかし、これらはあくまでも鍋のみの糖質量であり、うどんやご飯などを入れてしまうと一気に糖質量が増えてしまうので注意しましょう。
スンドゥブのダイエット効果

唐辛子に含まれるカプサイシンが脂肪を燃やし、代謝を高めてくれる
スンドゥブの辛さは、唐辛子によるもので、この唐辛子にはカプサイシンという成分が豊富に含まれています。
このカプサイシンには脂肪を燃焼させる効果があり、効率的に頑固な脂肪を排出することができます。
また、カプサイシンには体を温める働きがあり、内臓が温められることで、働きが活発になり、代謝がアップし、痩せやすい体を作ることができると言われています。
豚肉に含まれるビタミンB1が糖質代謝を促してくれる
スンドゥブの具材の豚肉には「ビタミンB1」というビタミンが豊富に含まれています。
このビタミンB1には、接種された糖質を効率良く排出してくれる働きがあり、肥満の予防に効果的と言われています。
糖質は、インスリンというホルモンの働きによって、体に体脂肪として蓄えられやすいのですが、ビタミンB1を摂取することで、脂肪になりにくくなるのです。
豆腐に含まれる大豆サポニンがコレステロールを下げてくれる
スンドゥブのメインの具材である豆腐には、「大豆サポニン」という成分が豊富に含まれています。
この大豆サポニンには、血液中のコレステロール値を下げてくれる働きがあり、肥満の原因である中性脂肪も減らすことができるので、ダイエットに効果的です。
スンドゥブの注意点・デメリット

ご飯やうどんなどの締めのカロリーに注意
スンドゥブの締めとしてご飯やうどんなどを入れて食べる方も多いのではないでしょうか?
ご飯やうどんは炭水化物であり、カロリーや糖質量が高いので、そうでなくても高カロリーなスンドゥブがより高カロリーになってしまう原因になります。
ダイエット中は締めは我慢するのが良いのですが、我慢できないという方には春雨や白滝などの低カロリーなものに変える方法をおススメします。
食欲増進してしまう
スンドゥブの唐辛子には、脂肪燃焼効果や代謝アップ効果があり、ダイエットに効果的と紹介しましたが、カプサイシンを摂取し過ぎることで、食欲を増進してしまうことに繋がります。
カプサイシンによって食欲が増進されることで、ついつい食べ過ぎてしまい、摂取カロリーがオーバーしてしまうことになるので、注意するようにしましょう。
下痢になることもある
スンドゥブの唐辛子は辛く、お腹を壊し下痢になってしまう可能性もあります。
下痢になると、食べ物を食べても上手に栄養を吸収することができなくなり、その結果体が「飢餓モード」という状態になり、食事した際にできるだけ脂肪を溜め込もうという働きが起こるので、太りやすくなると言われています。
スンドゥブのダイエット効果をより高める方法・工夫

カプサイシンの効果を高めるために、食べた後に有酸素運動を行う
スンドゥブのダイエット効果を高める方法として、スンドゥブを食べた後に有酸素運動を行うことをオススメします。
スンドゥブを食べた後に有酸素運動をするのが良い理由は、カプサインの脂肪燃焼効果が有酸素運動をすることで、より高まるためです。
ウォーキングやランニングなど、身近な運動で大丈夫なので、是非運動を取り入れてみてください。
豚肉の量を減らし、その分豆腐を増やす
スンドゥブは高カロリーと紹介しましたが、スンドゥブのカロリーの大半を締めるのが豚肉のカロリーです。
そこで、豚肉の量を減らし、その分豆腐に変える方法を実践すると、ボリュームはそのままに低カロリーにすることができ、ヘルシーなスンドゥブが出来上がります。
低カロリーのなるだけでなく、豆腐の高いダイエット効果をより期待することができるので、オススメな方法です。
高カロリーなスンドゥブでも食べ方次第では痩せれる!

スンドゥブのカロリーや糖質量、ダイエット中に食べる際の注意点などについて紹介してきました。
スンドゥブはカロリーは高めですが、糖質は控えめで、さらに「カプサイシン」や「ビタミンB1」、「大豆サポニン」などのダイエット成分が豊富に含まれているので、食べ方を間違えなければ痩せることができると言われています。
ダイエット中にスンドゥブを食べる場合は、今回紹介した「食べた後に有酸素運動を行う」、「豚肉を減らし、豆腐を増やす」などのダイエット効果が高まる方法を実践してみてください!