味の濃いものや匂いの強いものは、得てしてカロリーも糖質も高いダイエットの大敵。
カレーなんてその最たるものと敬遠しがちですが、食事制限をしているときほど、あのスパイスの香りに惹かれてしまうのも事実です。
ではカレーはカレーでも、スープカレーならどうでしょうか。
スープカレーは低カロリーな上に、ダイエット効果も豊富に含まれているので、ダイエットに向いている食べ物と言われています。
しかし、そんなスープカレーにも太る要素が含まれているので、食べ方次第では太る原因にもなるので注意するようにしましょう。
今回は、スープカレーのカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、ダイエット効果を高める食べ方などを紹介します。
スープカレーのカロリーは?

スープカレー100gあたりのカロリーは「約103kcal」と、日本のカレーはもちろん、100gあたりが「約294kcal」のインドカレーと比べても低いです。
これはスープカレーがとろみを出すための脂や小麦粉をほとんど使わず、インドカレーのように仕上げに生クリームや牛乳をかけることもないからです。
スープカレー以外の食べ物のカロリー(100gあたり)
- カレーライス:約167kcal
- クリームシチュー:約88kcal
- ビーフシチュー:約112kcal
このように比較してみても、スープカレーのカロリーが低いことがわかります。
ダイエット中にカレーを食べるのならば、普通のカレーよりもスープカレーを選んだ方が効果が高いでしょう。
スープカレーの糖質量は?

スープカレーの糖質量は100g平均「約21.9g」と高糖質です。
同量で「約19.3g」程度のインドカレーよりも高い糖質量になっています。
スープカレー以外の食べ物の糖質量(100gあたり)
- カレーライス:約20g
- クリームシチュー:約11.5g
- ビーフシチュー:約3.92g
このように比較してみても、スープカレーの糖質量が高いことがわかります。
具材や調味料によって、この数値以上に糖質が高くなる可能性もあるということは頭に入れておいてください。
スープカレーのカロリー以外のダイエット効果・メリット

ナツメグやクローブによって便秘を解消できる
スープカレーのスパイスの一種である「ナツメグ」や「クローブ」には、整腸作用という腸内環境を整えてくれる働きがあります。
腸内環境が整えられることで、便秘を解消でき、体の老廃物や毒素を排出することができるので、デトックス効果に繋がり、効果的です。
ターメリックが脂肪の分解、燃焼を促してくれる
スープカレーのスパイスの一種である「ターメリック」には、体に溜まった脂肪を分解、燃焼してくれる働きがあると言われています。
一度ついてしまうとなかなか取れない体脂肪を、ターメリックを摂取することで効率的にかつ効果的に解消することができるのでおすすめです。
クルクミンが脂肪細胞の増加を抑えてくれる
スープカレーには「クルクミン」というスパイスも豊富に含まれています。
このクルクミンには、体で脂肪細胞が増加するのを抑えてくれる働きがあるため、脂肪の素を根本的に排除できるので、太りにくくなると言われています。
スープカレーの注意点・デメリット

スパイスには食欲を増進してしまう働きがある
スープカレーにはたくさんのスパイスが使用されています。
先ほど紹介しましたが、スパイスにもそれぞれダイエット効果があるのですが、スパイスには食欲を増進させてしまう働きもあり、ついつい食べ過ぎてしまい、太るということにも繋がります。
スパイスの摂取し過ぎは避けるようにしましょう。
主食のカロリーに注意
スープカレーをおかずにご飯やパンなどの主食を食べる方も多いと思います。
しかし、ご飯やパンなどの炭水化物は高カロリー・高糖質で太る原因になります。
そこで、白米の代わりに玄米や雑穀米選ぶなどの工夫をしてあげると、太りにくくすることができます。
スープカレーのダイエット効果をより高める方法・工夫

朝食に食べる
スープカレーのダイエット効果をより高めるためには、なるべく朝食に食べるようにすると良いでしょう。
朝は副交感神経から交感神経へとスイッチが切り替わり、代謝が良くなる時間帯です。
きちんと食事を摂らないと、ホルモンバランスが素早く切り替わりません。
「朝が苦手で、しっかりした食事を摂れない」という人でも、ご飯なしのスープカレーならサラサラと飲むことができるでしょうし、スパイスが代謝を助けてくれるのでその日のうちにカロリーを消費することもできるでしょう。
烏龍茶を一緒に飲む
スープカレーのダイエット効果を高める方法として、烏龍茶を一緒に飲むという方法もあります。
烏龍茶には、体に脂肪が吸収されるのを防いでくれる働きがあり、体に体脂肪がつきにくくなるので、太りにくい体を作ることができると言われています。
低カロリーなスープカレーでも食べ方次第では太る!

スープカレーのカロリー・糖質量を紹介しました。
紹介した通り、カレーは低カロリーな上に、ダイエット効果が豊富でダイエット向きの食べ物と言われています。
しかし、そんなスープカレーにも「主食のカロリーが高い」、「スパイスが食欲を増進させる」などのデメリットもあるので、食べ方に注意するようにしましょう。
ダイエット中にスープカレーを食べる場合は、今回紹介した「朝食に食べる」、「烏龍茶を飲む」などのダイエット効果を高める食べ方を実践してみてください!