かつおのたたきは、皮付きの状態のカツオの表面を軽く炙っており、お酒にも白飯にも好相性の魚料理として幅広い年代に人気です。
かつおのたたきは低カロリー・低糖質で、ヘルシーな料理と思われがちですが、食べ方によっては肥満の原因になる可能性もあります。
今回は、かつおのたたきのカロリー・糖質、ダイエット効果、注意点、ダイエット効果を高める食べ方などを紹介します。
春獲りのカツオを利用したかつおのたたきは、100gあたり「約114kcal」です。
秋獲りの場合には「約165kcal」と比較的低カロリーな食べ物です。
この数値には調味料は含まれておらず、醤油やポン酢のカロリーがプラスされるのは頭に入れておくようにしましょう。
また、用いる鰹の種類によってカロリーに差異が発生するので、留意しておく必要があります。
かつおのたたきは、100gあたり「0.4g」の糖質を含んでいます。
但し、カツオの個体差によってこの数値は変動します。因みに、初夏に獲れる初鰹は糖質が少なめです。
秋のカツオは冬期の産卵に備えて栄養分を溜め込んでいるため、糖質が高い傾向があります。
かつおのたたきは糖質が低く、糖質を制限して減量に取り組んでいる方は赤身の魚を選択することによってダイエットの効果を効率良く得られます。
かつおのたたきには、「ヘム鉄」という成分が豊富に含まれています。
このヘム鉄には、血液中の酸素量を増やしてくれる働きがあり、ダイエットに効果的と言われています。
血液中で酸素の量が減ると、内臓や細胞に血液が上手く行き渡らず、働きが鈍くなるので、代謝が落ち、太りやすくなると言われています。
そこでヘム鉄を摂取することで、血中の酸素量が増え、内臓や細胞の働きが活発になるため、代謝が上がり、1日の消費カロリーを増やすことができるというわけです。
かつおのたたきには「ビタミンD」というビタミンも豊富に含まれています。
このビタミンDには、カルシウムが体に吸収されるのを助けてくれる働きがあると言われています。
カルシウムには、脂質の吸収を妨げてくれる働きがあり、ダイエットに欠かせない成分です。
ビタミンDを摂取することで、このカルシウムを効率的に吸収することができるので、ダイエットに効果的と言われています。
かつおのたたきには、「DHA」や「EPA」といった不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。
このDHAやEPAには、血液中のコレステロール値を下げてくれる働きがあり、血液中のコレステロール値が下がると、体内の中性脂肪も減らすことができるので、肥満の解消に効果的と言われています。
居酒屋さんなどでかつおのたたきを注文すると、ニンニクが付いてくることが多いです。
かつおのたたきとニンニクの相性は抜群で大変美味しいのですが、ニンニクには食欲を増進させてしまう働きがあり、ついつい食べ過ぎてしまうことにも繋がるため、ダイエット中はできるだけ控えるようにしましょう。
かつおのたたきは、ご飯のおかずやお酒のおつまみとして大変相性抜群です。
しかし、ご飯やお酒にもカロリーが含まれているということを忘れないでください。
せっかく低カロリーなかつおのたたきが一気に高カロリーになってしまうので、注意するようにしましょう。
かつおのたたきには、生姜をつけて食べると良いでしょう。
生姜には、体を温める働きがあり、体が温まることで内臓も温められます。
内臓が温められると、体の代謝が高まり、1日の消費カロリーを高くすることができるので、ダイエット中はできるだけ生姜をつけて食べるようにしましょう。
かつおのたたきに含まれる血合いの部分は生臭く、好みが別れる部位です。
しかし、血合いには大変高いダイエット成分が豊富に含まれており、より高いダイエット効果を期待することができるので、ダイエット中はできるだけ血合いを取らないで食べるようにしましょう。
お店でかつおのたたきを頼むと、玉ねぎが一緒に付いてくることも多いです。
この玉ねぎには、血液をサラサラにし、代謝を高めてくれる働きがあるので、かつおのたたきと一緒に食べると、より高いダイエット効果を発揮してくれます。
玉ねぎと一緒に食べることで、よりあっさりとした味わいになるので、飽きずに続けやすくなるのも良いところです。
かつおのたたきのカロリー・糖質について紹介しました。
紹介した通り、かつおのたたきは低カロリー・低糖質な上に、ダイエット効果が豊富で、ダイエットに向いている食材ではありますが、食べ方を誤ってしまうと肥満の原因になりかねません。
ダイエットの最中にはメリット・デメリットを理解した上で実践する必要があります。
ダイエット中にかつおのたたきを食べる際は、今回紹介した「生姜をつけて食べる」、「血合いも食べる」、「玉ねぎと一緒に食べる」などのダイエット効果を高める食べ方を実践してみてください!