スイカといえば、甘くみずみずしい味わいで、夏などの暑い季節にぴったりの果物(野菜)です。
そんなスイカは、低カロリーでダイエット効果も多いため、ダイエットに向いている果物と言われています。
しかし、スイカは、何も考えずに食べてしまうと、太ってしまう可能性を含むフルーツでもあります。
今回は、スイカのカロリー・糖質量、スイカが持つダイエット効果、スイカを食べる際の注意点、などについて紹介します。
スイカは4S~6Lまで大きさがあり、それぞれ重さが異なります。
一般的なスイカのサイズはS玉で、3.2kg前後の重さです。このうち40%は皮の部分なので、可食部のカロリー・糖質は以下のようになります。
食品 | カロリー | 糖質 |
---|---|---|
メロン | 42kcal | 9.8g |
りんご | 57kcal | 14.1g |
梨 | 43kcal | 10.4g |
桃 | 40kcal | 8.9g |
このように比較すると、スイカのカロリーは他の果物と比べて低いと言えるでしょう。ただし、糖質は低くありません。
スイカは90%が水分のため、ついつい食べ過ぎてしまうこともあると思いますが、注意しましょう。
スイカには「リコピン」という成分が豊富に含まれています。
このリコピンには、抗酸化作用という若返り効果があります。
人の体の老化の原因である活性酸素を除去してくれ、活性酸素によって傷つけられ、老化した細胞や内臓を修復してくれるので、細胞や内臓の働きが活発になります。
細胞や内臓の働きが活発になると、代謝が良くなり、1日に消費カロリーを多くすることができるので痩せれるという仕組みです。
スイカに含まれる「イノシトール」という成分には、体の脂肪を燃焼してくれる働きがあります。
イノシトールを摂取すると、血液中のコレステロール値を減少してくれます。
コレステロール値が減少すると、血液がサラサラになり、血液循環が良くなり、脂肪が燃えやすくなるという仕組みです。
また、イノシトールには、脂肪を燃焼してくれる働きだけでなく、脂肪が蓄積されるのを防いでくれる働きもあり、ダイエットに効果的な成分と言うことができます。
スイカには、「マンノシターゼ」という糖質消化酵素が豊富に含まれています。
このマンノシターゼを摂取することによって、食べ物から取り入れられた糖質を分解してくれるので、糖質が脂肪として体内に蓄えられにくくなります。
糖質はダイエットの最大の敵と言っても過言ではないので、糖質をいかに対処するかがダイエットの鍵になってきます。
スイカには「カリウム」という成分が豊富に含まれています。
カリウムには、利尿作用があり、むくみの原因である塩分や水分を尿と一緒に排出してくれるので、むくみを取ることができると言われています。
むくみは体重以上に太って見られる原因になります。
むくみは頑固でなかなか解消するのは難しいのですが、カリウムを摂取すると、効率良くむくみを取ることができるのでおすすめです。
スイカの90%は水分でできていると、先ほど紹介しましたが、水分量が多い食べ物をたくさん食べると、体が冷えてしまう原因になります。
体が冷えると、内臓まで冷えてしまい、内臓の働きが鈍くなります。
内臓の働きが鈍くなると、代謝が悪くなり、1日の消費カロリーが減ってしまうので、太りやすくなると言われています。
また、スイカによってお腹が冷えると、下痢になってしまいます。
下痢になると、食べ物を食べても栄養が吸収されにくくなるので、体ができるだけ脂肪を蓄えようとし、太る原因になります。
スイカの食べ過ぎには注意しましょう。
スイカに塩をかけるとより美味しくなりますよね。
しかし、塩をかけ過ぎてしまうと、太ってしまうと言われています。
スイカに塩をかけ過ぎると太る理由は、塩には食欲増進してしまう働きがあるため。
ついつい食べ過ぎてしまい、摂取カロリーがオーバーしてしまうということに繋がります。
また、塩分を摂取し過ぎると、体がむくんでしまう原因にもなるので、塩のかけ過ぎには注意するようにしましょう。
スイカの皮にも栄養がたくさん含まれていて、ダイエットに効果的です。
しかし、スイカの皮はそのまま食べるのが難しいので、食べずに捨てられがちです。
しかし、そんな栄養満点のスイカの皮を捨ててしまうのはもったいない!
そこで、スイカの皮の簡単で美味しいレシピを紹介します。
先ほど、スイカは体冷やし、太りやすい体を招くと紹介しましたが、体を冷やすならば白湯を一緒に飲むという方法をおすすめします。
白湯とは、簡単に言うとお湯のこと。水を沸かせて、50度くらいまでに温度を下げたもので、体を温めて、代謝を高めてくれるだけでなく、様々なダイエット効果があり、おすすめです。
スイカのカロリー・糖質量、ダイエット効果、注意点、効果を高める食べ方を紹介しました。
スイカは低カロリーなのと、さっぱりとした味わいなため、何も考えずにパクパクと食べてしまいがちです。
しかし、糖質が高かったり、体を冷やしたり、食欲を増進してしまったりと太る要素も含まれているので、食べ方には注意するようにしましょう。
仮に、S玉を1玉まるまるを食べてしまった場合、カロリーは666kcalと許容範囲でも、糖質は165.6gと、およそご飯3杯分にもなってしまいます。
とはいえ、ダイエットだけでなく、健康にも美容にも良いスイカなので、今回紹介した食べ方の注意点を守り、効果を高める食べ方を活用して、是非食生活に上手に取り入れてみてください!